家康視点多し。
特に記述が無ければ、関ヶ原になります。他武将も登場する場合には割合が多ければ記述。
関ヶ原、主に家三で小説、たまに絵。史実ネタとその逸話からの独自解釈、捏造改変など混ぜてたり。
基本はゲーム設定に色付け。男前が目標。シリアスで戦国設定濃い目。転生、現代あり。
合戦描写が好きな管理人です。
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特に記述が無ければ、関ヶ原になります。他武将も登場する場合には割合が多ければ記述。
関ヶ原、主に家三で小説、たまに絵。史実ネタとその逸話からの独自解釈、捏造改変など混ぜてたり。
基本はゲーム設定に色付け。男前が目標。シリアスで戦国設定濃い目。転生、現代あり。
合戦描写が好きな管理人です。
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三
絆を願う日
店内の賑やかさに三成は眩暈を覚える。
いや、都会に住んでからというもの人の多さには慣れてはいる。
ただし、この、店内の女性率の高さに関しては少々気後れを感じないでもない。
そんな三成であるが、家康に悟られまいとひた隠していた。
「やはり少し人が多かったな」
家康は笑っている。
家康は気付いていないのだろうか。
女性二人組み、またはカップルだらけという状況を。
いくら疎いという三成であっても流石に分かる。
もしかしたら家康は本気で気付いていないか。
指摘したら家康に冷やかしを受けるかもしれぬ。
そうでなくとも時折こいつは私に女は作らないのか?などと巫山戯た事を抜かしてくるのだ。
その気が無いのを知っている癖に。
腹立たしい事を思い出して気難しい表情になっていた。
銀の食器に己の顔が映っている。
視線をずらす。
食器からは瑞々しい色をした果物が載せられたケーキの数々。
甘い香りで怒りが和らぐ。
好きなケーキを取り分けて席を探す。
家康はとうに座っており、珈琲を啜っていた。
何気に気が利く。利き過ぎる位だ。
三成がケーキに割いた僅かな時間で席を確保している家康。
家康は三成がやってきたのを知るとすかさずメニューを三成の方へ向ける。
新しいフレーバーを目にしてそれを頼む。
「でな。三成はこの後何処に行きたい?」
家康は珈琲のお代わりを頼んで三成に話しかける。
相変わらず聞いても無駄そうな事を聞く男。
「特に無い」
普通の人間ならばこれで会話が終了してもおかしくは無い。のだがこの男の場合はそれが有り得ない。
「何か欲しい物は無いか?何でも良いぞ?服でも本でも」
三成は欲しい物は自分で得た金で買う性分である。
「そのようなもの、私には無い。必要な物はその都度手に入れている」
こんな具合で相手をしょ気させる才能でもあるのかと周囲からよく言われる。
三成の反応に、それじゃあ、と次々と提案を出す家康の逞しさ。
「そうだ!三成、まだ時間あるだろう?ワシ、ちょっと見たい物があるんだ。付き合わないか?」
そう言う家康だが、三成に拒否権は持ち得ない。
三成が摘もうとした伝票を横から素早く持っていき支払って店から出てしまったのだ。
三成の性格上、まさか路上でどちらが支払う支払わないかの口論など出来る筈もない。
かといって家康にタダで奢られるなど男としての矜持が許さない。
という事で、家康が提案した買い物の付き合いをする事となった。
いや、都会に住んでからというもの人の多さには慣れてはいる。
ただし、この、店内の女性率の高さに関しては少々気後れを感じないでもない。
そんな三成であるが、家康に悟られまいとひた隠していた。
「やはり少し人が多かったな」
家康は笑っている。
家康は気付いていないのだろうか。
女性二人組み、またはカップルだらけという状況を。
いくら疎いという三成であっても流石に分かる。
もしかしたら家康は本気で気付いていないか。
指摘したら家康に冷やかしを受けるかもしれぬ。
そうでなくとも時折こいつは私に女は作らないのか?などと巫山戯た事を抜かしてくるのだ。
その気が無いのを知っている癖に。
腹立たしい事を思い出して気難しい表情になっていた。
銀の食器に己の顔が映っている。
視線をずらす。
食器からは瑞々しい色をした果物が載せられたケーキの数々。
甘い香りで怒りが和らぐ。
好きなケーキを取り分けて席を探す。
家康はとうに座っており、珈琲を啜っていた。
何気に気が利く。利き過ぎる位だ。
三成がケーキに割いた僅かな時間で席を確保している家康。
家康は三成がやってきたのを知るとすかさずメニューを三成の方へ向ける。
新しいフレーバーを目にしてそれを頼む。
「でな。三成はこの後何処に行きたい?」
家康は珈琲のお代わりを頼んで三成に話しかける。
相変わらず聞いても無駄そうな事を聞く男。
「特に無い」
普通の人間ならばこれで会話が終了してもおかしくは無い。のだがこの男の場合はそれが有り得ない。
「何か欲しい物は無いか?何でも良いぞ?服でも本でも」
三成は欲しい物は自分で得た金で買う性分である。
「そのようなもの、私には無い。必要な物はその都度手に入れている」
こんな具合で相手をしょ気させる才能でもあるのかと周囲からよく言われる。
三成の反応に、それじゃあ、と次々と提案を出す家康の逞しさ。
「そうだ!三成、まだ時間あるだろう?ワシ、ちょっと見たい物があるんだ。付き合わないか?」
そう言う家康だが、三成に拒否権は持ち得ない。
三成が摘もうとした伝票を横から素早く持っていき支払って店から出てしまったのだ。
三成の性格上、まさか路上でどちらが支払う支払わないかの口論など出来る筈もない。
かといって家康にタダで奢られるなど男としての矜持が許さない。
という事で、家康が提案した買い物の付き合いをする事となった。
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