家康視点多し。
特に記述が無ければ、関ヶ原になります。他武将も登場する場合には割合が多ければ記述。
関ヶ原、主に家三で小説、たまに絵。史実ネタとその逸話からの独自解釈、捏造改変など混ぜてたり。
基本はゲーム設定に色付け。男前が目標。シリアスで戦国設定濃い目。転生、現代あり。
合戦描写が好きな管理人です。



   雨夜の星 ●揺籃
今川から独立した竹千代は同盟相手の信長の妹である市への挨拶を済ませるべく、近

江の地へとやってきた。

「竹千代くん、いらっしゃい」

長い黒髪を背に流した市は竹千代の顔を見て微笑んだ。

成る程、絶世の美女と謳われた市は花の様な笑顔で竹千代を迎えてくれた。

「お市殿。浅井長政殿はお優しい方だろう?」


楽しく会話をしていると、生垣の向こうに綺麗な絹糸の様な銀糸の髪、透き通る様な

白い肌の幼子が見えた。

「お市殿。あの子は?」

「綺麗な子よね。何でも近所に屋敷を持っている石田さんの息子さんだって長政様か

ら聞いたの。利発な子だから、大きくなったら長政様の助けになってくれるかも知れ

ないね。そしたら、竹千代くん、あの子とも仲良くしてね?」

「石田・・・」

それから竹千代は佐吉に会いたいが為、市と長政のいる近江へ度々通う事となる。
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