家康視点多し。
特に記述が無ければ、関ヶ原になります。他武将も登場する場合には割合が多ければ記述。
関ヶ原、主に家三で小説、たまに絵。史実ネタとその逸話からの独自解釈、捏造改変など混ぜてたり。
基本はゲーム設定に色付け。男前が目標。シリアスで戦国設定濃い目。転生、現代あり。
合戦描写が好きな管理人です。
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特に記述が無ければ、関ヶ原になります。他武将も登場する場合には割合が多ければ記述。
関ヶ原、主に家三で小説、たまに絵。史実ネタとその逸話からの独自解釈、捏造改変など混ぜてたり。
基本はゲーム設定に色付け。男前が目標。シリアスで戦国設定濃い目。転生、現代あり。
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五
あまねく地に祝福を
「戦国、だよな」
「忠勝だ。忠勝、裏の屋敷に頼む」
家康は佐吉の手を引いて忠勝の背に上がらせる。
家康は落ちないように佐吉を脇から抱え込む。
佐吉の思考を遥かに上回って忠勝は家康と佐吉を乗せたまま屋敷へと飛んで行く。
屋敷に着いた家康は佐吉に部屋を宛がう。
「儂が居ない間は隣の部屋に小姓が控えているから好きに使っていいぞ。屋敷の外に出る事以外は自由にしててくれて構わない」
「佐吉は食の方はどうなのだ?何か食べたいものはあるか?」
「特に腹は空いていない」
「そうは言ってもなあ。あれから大分時間が経っているぞ。何か食べないと佐吉が倒れてしまう。甘味はいるか?それとも果実がいいか?」
「ならば飲み物と、何か適当な物で構わない」
「茶がいいか?酒がいいか?じゃあ茶と菓子を持ってこよう。先日京から良い菓子を手に入れたばかりだ」
「将軍への献上品を口にする訳には・・・」
「儂独りだと寂しい」
家康は佐吉を置いて茶を取りに行く。
とてつもなく広い部屋に置かれた佐吉は急に不安になった。
(確かにこんな広い部屋に独りは落ち着かないな)
家康の後に着いて行こうかと思ったが逡巡している間に家康の姿は見えなくなってしまった。複雑に曲がりくねった廊下を渡り探し当てるのは困難だと理解した。腹心すらもあまり近付かない私生活の為の屋敷だと言っていたから安全かも知れないが勝手に出歩いて万一知らぬ男にまた斬り掛かられたら防ぎようもない。
急に家康と離れて焦燥感が沸いた。
(焦燥?何故だ?)独りが慣れていると思っていた佐吉は自分の心に狼狽した。
(家康と離れた事が・・・寂しいとでもいうのか?!)自分の気持ちに驚いた。
手持ち無沙汰の為に佐吉は落ち着かない。
(早く帰って来い家康)思った瞬間、慌てて首を振る。(子供でもあるまいし何を考えて)
居ても立っても居られず佐吉は襖の外へと首を伸ばす。
「佐吉ー」
「?!」
また後ろから声がした。勢い良く振り返る。
「口に合うかな」
急須と菓子折りを携えて家康が戻ってきた。
こほん、と軽い咳払いをする佐吉。
「風邪か?」
「い、いや、何でもない」
盆ごと受け取り急須に手を添える佐吉。
家康がじっと見てきた。
「佐吉は茶の知識があるのか?」
「いや?さほど無い。見よう見真似だが何かおかしかったか」
「佐吉は、剣術とか出来たりはするのか?」
「剣術って程ではないが、部活動で剣道は少々」
「成る程。未来でも三成なんだ」
家康は満足そうに頷いた。
「忠勝だ。忠勝、裏の屋敷に頼む」
家康は佐吉の手を引いて忠勝の背に上がらせる。
家康は落ちないように佐吉を脇から抱え込む。
佐吉の思考を遥かに上回って忠勝は家康と佐吉を乗せたまま屋敷へと飛んで行く。
屋敷に着いた家康は佐吉に部屋を宛がう。
「儂が居ない間は隣の部屋に小姓が控えているから好きに使っていいぞ。屋敷の外に出る事以外は自由にしててくれて構わない」
「佐吉は食の方はどうなのだ?何か食べたいものはあるか?」
「特に腹は空いていない」
「そうは言ってもなあ。あれから大分時間が経っているぞ。何か食べないと佐吉が倒れてしまう。甘味はいるか?それとも果実がいいか?」
「ならば飲み物と、何か適当な物で構わない」
「茶がいいか?酒がいいか?じゃあ茶と菓子を持ってこよう。先日京から良い菓子を手に入れたばかりだ」
「将軍への献上品を口にする訳には・・・」
「儂独りだと寂しい」
家康は佐吉を置いて茶を取りに行く。
とてつもなく広い部屋に置かれた佐吉は急に不安になった。
(確かにこんな広い部屋に独りは落ち着かないな)
家康の後に着いて行こうかと思ったが逡巡している間に家康の姿は見えなくなってしまった。複雑に曲がりくねった廊下を渡り探し当てるのは困難だと理解した。腹心すらもあまり近付かない私生活の為の屋敷だと言っていたから安全かも知れないが勝手に出歩いて万一知らぬ男にまた斬り掛かられたら防ぎようもない。
急に家康と離れて焦燥感が沸いた。
(焦燥?何故だ?)独りが慣れていると思っていた佐吉は自分の心に狼狽した。
(家康と離れた事が・・・寂しいとでもいうのか?!)自分の気持ちに驚いた。
手持ち無沙汰の為に佐吉は落ち着かない。
(早く帰って来い家康)思った瞬間、慌てて首を振る。(子供でもあるまいし何を考えて)
居ても立っても居られず佐吉は襖の外へと首を伸ばす。
「佐吉ー」
「?!」
また後ろから声がした。勢い良く振り返る。
「口に合うかな」
急須と菓子折りを携えて家康が戻ってきた。
こほん、と軽い咳払いをする佐吉。
「風邪か?」
「い、いや、何でもない」
盆ごと受け取り急須に手を添える佐吉。
家康がじっと見てきた。
「佐吉は茶の知識があるのか?」
「いや?さほど無い。見よう見真似だが何かおかしかったか」
「佐吉は、剣術とか出来たりはするのか?」
「剣術って程ではないが、部活動で剣道は少々」
「成る程。未来でも三成なんだ」
家康は満足そうに頷いた。
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